限界集落サミット

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今日は、私が生まれた多賀町佐目から 更に県境に近い 「大君ケ畑(おじがはた)」で
「限界集落サミット」というのがあり、行ってきました。

それにしても すごいネーミングです。

どっぽ村主催 里山研究庵nomad小貫先生と大君ケ畑の方々の協力という形で開催されました。
会場の様子は、すごい 人数です!
地元滋賀の方をはじめ 大阪 熊野 天竜など とても遠い所からお見えになっていました。

「おっ 久しぶり ! 」と 声を掛けられ 10秒位 話をあわせながら頭を高回転させ記憶をよみがえらせてみましたが・・・??

色々なところで お知り合いになった方も多く見えられていて その関係の方かと思いましたが思い出せない。。。。

あ゛!!!」  中学校の同級生の大君ケ畑在住の M川くん

くん と言っても すでにおっさん。私が覚えているのはイガイガ丸坊主。

すごく がんばっていました。

近江の森と樹を活かす家づくりをさせて頂くには 肝心の「近江の森の樹」を手にいれなければなりません。
村の皆さんは、「山は あかん」とあきらめムードだそうで 売れると思ってないか こんな木材価格が安い時に売ったら 損という感じらしいです。 実際に それまでの労力を思えば ほんとに人権を無視したくらい安いのです。

かたや地元の木で家づくりをされたい方は多くいらっしゃるのに 一般的に なかなか地元の木材が手に入らないのが現実です。

ビジネスとしては、安く買って 高く売るのが基本なのかもしれません。しかし 今は 安く買って 安く売る 時代です。

ところが、私たちの環境や安全を守っている森林を山主さんに手入れして頂き、次の世代につなげてもらいながら お施主さまに家を建てて頂くには 高く買って 安くお買い上げ頂く努力が必要になります。

うーん。森林と人 川上と川下を結ぶ 「樹業」として やらねばならぬことは まだまだありますねぇ。

とは言うものの
大君ケ畑には 暮らしていると気がつかない 日本に誇れる すばらしい財産がいっぱいあります。
ぜひ あきらめないで 「菜園家族 山の学校」を 軌道に乗せて頂きたいと思います。

時代が 大君ケ畑に目を向けるのは もうすぐですよ。( あっ 又 いい加減なことを言っているって 怒られるかな)

この研究をまとめた 大君ケ畑の花ごよみ という本があります。
アマゾンには 売っていません

ちょっと 難しいですが・・・
この本は、生物多様性や SATOYAMA イニシアティブの基礎の基礎を構築するためのバイブルになる本ではないかと思っています。

今の30-40代の大君ケ畑分校の卒業生の研究と
年配の方の知恵が これから必要になってきます。

大君ケ畑の皆さん あきらめないで下さいね。